バイクに乗って探します

趣味のバイクを中心として、仕事や何かへの挑戦等、その時々に興味や関心を寄せている事柄をテーマにする雑記帳です。また、バイクに乗る幸せを通じて、人生の幸せを探せる可能性を探ってみたいと思います。

別れ

私、若い頃は最前線の営業マンでした。

五十路まであと数年、さすがに最前線からは離れ、現在はコンサルティング事業の部署を切り盛り。


そんな私に、他部署である営業部から、営業について熱心に相談や質問にくる若手が数人います。

しかし営業部の指導担当者からすると、自分の部下達が、営業について他部署の私に教えを乞いに行ってると知れば気分が良くはないでしょうから、そんな時はタバコを吸いに外に出て、そこで目立たないようにこっそり教えます。

とは言え、私からすると質問に来てくれるのは嬉しく、他部署でも可愛い部下です。


その内の一人が、残念ながら本日退職致しました。

その若手、退職について2ヶ月程前に相談に来た事があります。

とにかく結果が出ない、出せない、との事。


営業に必要な要素は勿論一つではない訳ですが、それらの先天的な「各量や総量、配分やバランス」等が、所謂センスと呼ばれるものであると言うイメージが私にはあります。

そして、ある程度までなら努力等で後天的にも高める事は可能だと思います。


その若手、ある一つの要素においては溢れる程持っているのですが、違う要素において全く持ち合わせていない印象です。

少しでも持っていれば、それを理解したり増やす事は可能でも、持ち合わせていないものについては、百の言葉で説明しても理解が出来ないのかも知れません。


営業と言っても色々な営業がありますから、溢れるほど持っているものは最大限に活かせ、持っていない要素については、そこの重要度が低い分野の営業職に就けば、高い成果を出せるかもよ、と言った記憶があります。

イメージとしては物販業に近い営業職ですね。

或いはこの会社を退職せず、営業スタイルの変更でも対応出来るかも知れない、とも。

その若手から相談があった際、そんな内容の話を致しました。


他部署とは言え、可愛いがっている部下の一人ですから、絶対に辞めてほしくはありません。

しかし、誰かから退職等の相談があった時は、率直に意見を言うようにしています。慰留ありきでは話しません。
それが相談された事の誠意であると思っています。


そんな私も、転職話を二つ検討中です。

一つは大学の友人からの話。これが第一希望ですが、本格稼働までは少し時間がかかるようで、様子見。

もう一つは、所属する業界の仲間が持ってきてくれた話。
先週、先方に会った件です。
是非条件の擦り合わせを、とのメールが本日入ってきました。

ここ数日、どうも気分の優れない出来事が続いており、慎重且つ大胆に選択したいと思っています。


去り行く部下よ、応援してるから頑張るんだよ。