祇園精舎
ベッキースキャンダル、大騒動ですね。
レギュラー番組もCM出演数も、どちらも10本前後あったのに、ほぼ全てで降板だとか。
正に祇園精舎の世界ですね。
焦らず、傲らず、怠らず。
自然体で、正直に。
本当に大切ですね。
私がまだ前部署にいた、以前の事。
二人の女性が同日に中途入社してきました。
一人は31才、一人は24才。
二人が入社してから、たった1ヶ月も過ぎた頃には、24才女性の悪評が社内に蔓延していました。
孤立する24才。
しかし、それから半年もした頃には、その悪評のほぼ全てが嘘であり、その嘘を流したのが31才の女性である事が自然に判明。
あくまで自然に判明していました。
行き過ぎたライバル視による画策だったようです。
24才の女性部下、実際には真っ直ぐで非常に良い子。
31才の女性部下は、数々の問題行動が見受けられました。そりゃー嘘で人を陥れるような人間ですから、他にも問題を起こしますよね。
半年も一緒に働いていれば、はっきり判ってしまいます。
24才、今ではすっかり皆と仲良し。
半年間辛かったでしょうに、よく我慢してくれました。
不出来な上司の私、部署が変わったにも拘わらず、今でも本当によく助けてくれます。ですから、先日は誕生日で25才になったとの事でしたから、日頃のお礼に、大好きだと言うとんかつを昼食にご馳走しました。
対して31才、現在はすっかり孤立しています。
私は尊敬する副社長から、「それでも彼女を見捨ててはいけないよ」と言われており、その難題に挑戦してはいます。してはいますが、関わるとろくな事がない…。
私の腹心の一人であり、31才女性部下の現在の上司である男は、一昨日「使えないから、彼女を異動させてくれ」と副社長に直談判したそうですが、「そう言わず、良いところを見つけて伸ばしてあげよう」と言われたそうです。
心理学で「鏡の法則」と言うそうですが、自分を取り巻く状況の全ては、自分を写す鏡だそうです。
自分自身が、結果として全ての状況を作り上げているんですね。
読んだ時にはピンときませんでしたが、31才の女性部下を見てると、鏡の法則をよく理解できます。
副社長の人望の厚さも、この広い心を写した鏡なのかー、と理解しました。
自己顕示や虚栄心、利己主義や自慢って、人間つい頭をもたげがちですけど、謙虚でいた方が結局は良い結果を生みますよね。
焦らず、傲らず、傲らず。
自然体で、正直に。
47才にもなって、まだまだ人間修行は続きます…。
頑張らなくっちゃ。