手作りカレー

本日の昼食、女性部下が自宅から手作りカレーとご飯まで持参の上、部署の希望者に振る舞ってくれました。

手作りの食事は、やはり美味しいですね。

しかしカレー、家庭によって結構味の違いがありますよね。

部下のカレーは、コクよりキレを重視した味でした。

大学生の頃、所属していたサークルの女性部員が独りで暮らす部屋に、男女数人で遊びに行った時、女の子達が手作りの食事を振る舞ってくれました。

初めて食べた、同世代の女性による手作りの食事。

男子校出身の私、もう30年近く前の話ですが、今でもあの感動を覚えています。

それも数回重なってくると日常的な出来事となり、有り難みも薄れてしまいがちです。

そして、青春時代を通り過ぎ、失ってから改めて数々の出来事や思い出が放つ光の素晴らしい輝きに気付けるのが人間の悲しさです。

下手をすれば、輝いている間は、光と気付けない事さえあります。

本日の女性部下の手作りカレーも、そんな光の輝きなのかも知れません。

家庭や職場、趣味や友人関係等々、自分を取り巻く様々な場所や環境に、色々な光が差している筈です。

その時々にある光は、輝いている最中にこそ、その有り難みを噛みしめたいものです。